
若年層のひきこもり支援事業に取り組む「フリースクール ラック」室長の長澤慶太さん(右)と、スタッフの原菜々花さん=加茂市駅前
新潟県加茂市駅前で不登校の児童生徒が通う「フリースクール ラック」を運営する団体が、ひきこもり状態にある若い世代の支援事業を始めた。週1回の訪問を続けて外出できる状態まで支え、フリースクールを居場所として提供する。団体理事で室長を務める長澤慶太さん(35)は「社会との関わりを持つ、一歩手前から支えたい」と取り組みの狙いを語る。
団体は、加茂市を拠点に文化・芸術事業に取り組む一般社団法人「アーツカルチベート」。舞台芸術の仕事に携わる長澤さんが中心となって設立した。
ラックは2023年9月に開所した。画材や楽器、多数の書籍をそろえ、児童生徒が演奏や創作を楽しめる環境を整える。現在、中・下越の3人...
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