
7・13水害20年の追悼式典の会場に設けられた写真パネルの展示=三条市諏訪1
7・13水害から20年となった7月13日、新潟県三条市は五十嵐川が破堤した左岸にある五十嵐川水害復興記念公園(諏訪1)での追悼式典で、災害時を振り返る写真パネル展のコーナーなどを設けた。当時を知らない世代が増えつつある中、教訓の伝承を図った。今春には、関係機関が大規模訓練にイベント色も持たせて、市民の関心を高める取り組みを実施。工夫を凝らして、防災を「自分事」として考える大切さを訴えている。
パネル展では、市街地が濁流にのみ込まれ、水没した写真などを展示。映像での紹介コーナーも設けた。泥やごみの処分に困難な状況が続いた一方、全国からボランティアが集まり復旧を支援したことも紹介した。
河道拡幅...
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