
7月18日にオープンする分散型ホテル。フロントの役割を果たす「清水家」=7月15日、佐渡市相川二町目
「佐渡島(さど)の金山」の世界遺産登録への期待が高まる中、新潟県佐渡市相川地区で7月18日、分散型ホテル「NIPPONIA 佐渡相川 金山町」がオープンする。ホテルを手掛ける株式会社「相川車座」の雨宮隆三社長は「ホテルを通じて相川を盛り上げ、100年後も元気な町を作りたい」と話している。
ホテルは、古民家4棟にフロント機能や客室を分散。宿泊者に近隣の飲食店で食事をとってもらうことで、地域の人と自然に交流できる仕組みだ。相川地区をゆっくり巡ってもらい、長期間滞在するよう誘導する狙いがある。客室には内蔵(うちぐら)や土壁、陶芸釜などが残されており、昔ながらの造りを楽しめる。昨年秋ごろから工事を進...
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