内覧会に訪れた住民らを客室に案内する雨宮隆三社長(左)=佐渡市相川二町目
内覧会に訪れた住民らを客室に案内する雨宮隆三社長(左)=佐渡市相川二町目

 「佐渡島(さど)の金山」の世界遺産登録へ期待が高まる中、関連する名所が集中する新潟県佐渡市相川地区に分散型ホテルが完成した。古民家や飲食店など地域全体をまるごとホテルに見立てるコンセプトで、まちづくり会社「相川車座」などが手がける。オープンは7月下旬ごろを予定。地域住民らを対象とした内覧会が開かれ、約30人が客室や周辺の町並みを見学した。

 相川車座は、佐渡市と佐渡観光交流機構、新潟日報社、古民家再生に取り組むNOTE(兵庫県丹波篠山市)が連携し、2022年に設立。観光客の地域内周遊や長期間滞在を図るプロジェクト「相川まちごとミュージアム」の一環として、古民家4棟の改修工事を進めてきた。観光客...

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