地元で取れたアジを慎重にさばく子どもたち=佐渡市高千
地元で取れたアジを慎重にさばく子どもたち=佐渡市高千

 新潟県佐渡市入川の高千小学校・中学校の子どもたちに地元の海に親しんでもらう体験教室が7月10日、高千漁港で開かれた。児童生徒34人が魚さばきなどの体験を通じて自然と地元とのつながりを実感した。

 住民らでつくる高千・外海府地区青少年健全育成協議会が、15年ほど前から実施している。

 教室では、高千地区の漁業に関するクイズが出題された。県佐渡地域振興局の職員が「高千で一番多く取れるものは何でしょう」と出題すると、子どもたちは「サザエ!」と元気いっぱいに答えていた。

 アジさばき体験では、うろこやぜいごに苦戦しながらも、慎重にさばいていた。その後、教室の発起人である地元漁師、弾正明良さん(57)の漁船...

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