インドで開かれる世界遺産委員会への出席を発表する花角英世知事=24日、県庁
インドで開かれる世界遺産委員会への出席を発表する花角英世知事=24日、県庁

 新潟県の花角英世知事は7月24日の定例記者会見で、「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」の世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。登録の可否を審議する世界遺産委員会に出席するため、インド・ニューデリーを訪問すると正式に発表した。佐渡市の渡辺竜五市長も出席する。花角知事は「就任以来取り組んできたが大詰めだ。(登録を)実現すべく努力したい」と語った。

 佐渡金山を含む新規登録案件の審議は7月26〜29日に行われる予定。登録の可否は日本を含めた...

残り442文字(全文:642文字)