佐渡金山のシンボル「道遊の割戸」=佐渡市
佐渡金山のシンボル「道遊の割戸」=佐渡市

 新潟県の花角英世知事が「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」(佐渡市)の世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。登録の可否を審議する世界遺産委員会に出席するため、7月25日からインド・ニューデリーを訪問する方針を固めたことが23日、関係者への取材で分かった。24日の定例記者会見で表明する見通し。

 世界遺産委は7月21日に開幕した。佐渡金山を含む新規登録案件の審議は26〜29日に行われる予定で、いずれかの日程で登録可否が決まる。これまで花角知事は...

残り289文字(全文:511文字)