日本-パラグアイ 前半、先制ゴールを決める三戸(右)=ボルドー(共同)
日本-パラグアイ 前半、先制ゴールを決める三戸(右)=ボルドー(共同)
日本-パラグアイ 前半、先制ゴールを決める三戸(左)=ボルドー(共同)
日本-パラグアイ 前半、先制ゴールを決め、喜ぶ三戸(左)=ボルドー(共同)
日本-パラグアイ 後半、自身2点目のゴールを決めた三戸(下)=ボルドー(共同)
日本-パラグアイ 後半、チーム2点目のゴールを決めた三戸を笑顔で祝福する斉藤(右)=ボルドー(共同)

 【ボルドー(フランス)=渡辺伸也・新潟日報社記者】新潟から世界へ-。その言葉を体現する男が五輪初戦で輝いた。先発した元アルビレックス新潟のMF三戸舜介(スパルタ)が、右足と頭で2得点。日本を勝利へと導いた。

 前半19分、左サイドの折り返しをエリア内で受けた。「何でこんなにフリーなんだろう」と思うほど、心に余裕があった。GKの位置を冷静に判断し右足を振り抜くと、両手を高々と掲げた。

 2点目は「ここに来たらいいな」と思った位置に、斉藤光毅(ロンメル)からクロスが上がった。「公式戦で記憶にない」というヘディングゴールが仲間を波に乗せた。ハットトリックを「意識していた」と語るほど得点の嗅覚が抜群だっ...

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