
2024年夏の活動を始めた「モリスバ子ども食堂」=7月24日、新潟市西区
新潟県内の多くの小中学校が夏休みに入る中で、給食がない間、家庭で十分な食事を取れない困窮世帯などの子どもたちを支えようと、企業が弁当を格安で販売したり、子ども食堂が昼食を1食100円で提供したりして、支援に動いている。ただ、物価高などを背景に運営に厳しさを感じる団体もある。識者は子育ての負担を社会全体で担う仕組みづくりが重要だと訴える。
学校給食用食材卸の給材(新潟市東区)は、直営する弁当店「和縁+PLUS」(同)で7月23日から、通常500円程度の弁当を、小中高生に限って300円で販売している。8月24日まで1日50食を用意する。
きっかけは、ある社員が認定NPO法人「キッズドア」(東京)...
残り940文字(全文:1240文字)