
新潟県は26日、2023年度一般会計決算を発表した。21、22年度に続き3年連続で収支均衡を達成し、19億円の実質的な黒字だった。19年に財政危機が発覚し、貯金に当たる基金の枯渇が懸念されたが、県が進めてきた行財政改革によって一定の水準をキープ。借金返済に充てる基金の残高も順調に積み増している。
23年度決算では、31年度にピークを迎える「借金返済(公債費の実負担額)の山」(財政課)を乗り越えるため、県債管理基金(公債費調整分)に101億円積み増し、計433億円とした。県はこれまで、借金返済には約450億円が必要としており、積み立てに一定のめどが付いた格好。
大規模災害に備えた財源対策的基金...
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