男子砲丸投げ決勝 2位となった田村凪(開志国際)の5投目=福岡市(写真映像部・永井隆司)
男子砲丸投げ決勝 2位となった田村凪(開志国際)の5投目=福岡市(写真映像部・永井隆司)

 [インターハイ7月30日]鉄球は低く、直線的な弾道で17メートルラインを優に越えた。だが、大きな体は崩れ落ち、サークルの外へ。男子砲丸投げ決勝。逆転優勝を狙った最終投がファウルに終わり、2位が決まった田村凪(開志国際)は、顔を覆ってしばらく立ち上がることができなかった。

 5番手の記録で上位8人による4投目以降に進み、5投目で16メートル91をマークした。

 この時点でトップは17メートル21。「絶対に逆転できる」と自らに言い聞かせて臨んだ最終投だったが、砲丸を放った瞬間に足をつり、...

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