帝京長岡-青森山田 前半35分、帝京長岡のMF永井仁之が決め、1-1=福島県Jヴィレッジ
帝京長岡-青森山田 前半35分、帝京長岡のMF永井仁之が決め、1-1=福島県Jヴィレッジ
帝京長岡-青森山田 PK戦で相手の4人目をストップするGK小林脩晃=福島県Jヴィレッジ

 [インターハイ7月31日]「負けたら自分のせいだから。信じて蹴ってくれ」。そう仲間を鼓舞した守護神の元に歓喜の輪が広がった。サッカー男子の帝京長岡は、PK戦の末に青森山田を下し、県勢初の4強入り。GK小林脩晃が、宣言通りのシュートストップで良い流れを呼び込んだ。

 好機を築いては逃し、1-1で後半が終了。たびたび涙をのんだ「いつもの負けパターン」(古沢徹監督)のPK戦へ突入した。

 「うちは3本止めないと(勝てない)」と、小林は意識を集中。決められると後がなくなる1-2で迎えた相手の4本目。「勘で(左に)思い切り跳んだ」と両手ではじき、悪い流れを寸断した。相手は5本目も外し、味方は残り2本を決め...

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