新潟県と秋田県を結ぶ全長271・7キロのJR羽越線が7月31日、1924年の全線開通から100年を迎えた。旅客と貨物の両面で日本海側の交通を支え、東日本大震災では太平洋側の被災地に石油を運ぶ緊急ルートを担った。31日には特急シンボルマークをあしらった特別列車がお目見えし、節目を祝った。
羽越線は戦前の1912年に新津-新発田が信越線として開業。新潟、秋田の両側から建設工事を進め、1924年7月31日に村上-鼠ケ関(山形)が開通し全線が結ばれた。海岸線を走る羽越線は、笹川流れや山形県の出羽三山など沿線の景色が魅力で、2019年からは豪華ダイニングで新潟、山形両県の食を楽しめる観光列車「海里」が...
残り388文字(全文:688文字)