
拉致被害者横田めぐみさんの救出を訴える広告=8月5日、JR池袋駅
北朝鮮朝鮮半島の北部にある国。正式名は朝鮮民主主義人民共和国で、通称が北朝鮮。首都は平壌。外務省によると人口は約2578万人(2020年、国連統計部)で、国土の広さは日本の3分の1ほど。朝鮮労働党の指導の下で国家活動を行うとされ、党の総書記は金正恩氏が務める。日本と外交関係(国交)はない。また日本との間に「拉致問題」が存在するが、北朝鮮は「解決済み」と主張している。によって1977年に新潟市で拉致された横田めぐみさん1977年11月15日、新潟市立寄居中学1年の時の下校中に失踪。2002年9月の日朝首脳会談で北朝鮮は拉致を認めた。北朝鮮はめぐみさんは「死亡」したとして04年に「遺骨」を出したが、DNA鑑定で別人のものと判明。北朝鮮の説明などに不自然な点が多く、日本政府は生存を前提に再調査を求めているが、北朝鮮は「拉致問題は解決済み」としている。=失踪当時(13)=の救出を訴えようと、母早紀江さん(88)と同じマンションの住民らでつくる「あさがおの会」が8月5日、首都圏の駅に広告を出した。早紀江さんらの写真とともに「命あるうちにめぐみに会わせてください」と訴えている。
あさがおの会は、写真展の開催などを通じて早紀江さんを支援している。集まった寄付金をもとに広告を出した。広告は池袋、新宿、東京、横浜のJR4駅のデジタルサイネージ(電子看板)に、9月1日まで表示される。
1回15秒で6分ごとに繰り返し流れ、めぐみさんが小学生の時に家族旅行で撮った写真に続き、早紀江さんが米国で救出...
残り216文字(全文:516文字)