
競泳会場で選手の動きを追う、世界各国のカメラマン=8月3日、パリ郊外のラデファンス・アリーナ
連日熱戦が展開されているパリオリンピック(五輪)。8月11日までの開催期間中、パリ五輪を取材する新潟日報社の記者2人が、新潟県ゆかりの選手の熱戦の裏側や、現地の表情を伝えます。
パリ五輪の会期が折り返しを過ぎた。私にとっては初の海外取材で、移動やコミュニケーションの面など、日本と異なる取材環境に面食らうことも多い。一方、テレビで見るだけだった世界最高峰のプレーを目の当たりにできる感動は何ものにも代えがたい。
まず会場入りが一苦労だ。パリ五輪は公共交通での移動を推奨しており、メトロ(地下鉄)を利用することが多い。
カメラなど重い機材はキャリーバッグで運ぶが、メトロは長い通路と階段だらけ。改札は...
残り827文字(全文:1127文字)