岸田文雄首相(右)に面会する花角英世知事(中央)と渡辺竜五佐渡市長=8月8日、首相官邸
岸田文雄首相(右)に面会する花角英世知事(中央)と渡辺竜五佐渡市長=8月8日、首相官邸

 新潟県の花角英世知事と佐渡市の渡辺竜五市長らは8月8日、首相官邸で岸田文雄首相と面会し、「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」の世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。登録を実現した政府の取り組みに謝意を伝えた。岸田首相は「世界遺産を活用した地域の魅力発信を全面的に支援していきたい」と述べ、外国人富裕層をターゲットにした観光地のモデル地域への選定に向けて手続きを進めていることを明らかにした。

 面会で花角知事は「(登録)実現は総理のリーダーシップがあってのこと。感謝申し上げる」と述べた。

 岸田首相は...

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