
スタートする選手たち。一斉にセーヌ川へ飛び込んだ=8月8日、パリ
連日熱戦が展開されているパリオリンピック(五輪)。8月11日までの開催期間中、パリ五輪を取材する新潟日報社の記者2人が、新潟県ゆかりの選手の熱戦の裏側や、現地の表情を伝えます。
パリを象徴するセーヌ川が、五輪期間中注目され続けている。開会式は船でパレードを行ったが、観客は当初のもくろみから半減の約30万人。周辺は厳戒態勢が敷かれていた。開会式の取材パスが発行されなかった私は、会場に近づくこともできなかった。
水質問題にも揺れる。浄水対策に約14億ユーロ(約2200億円)が投じられ、開幕直前にはパリ市長が泳いで安全性をアピールした。しかし、雨による水質悪化のためトライアスロン男子が翌日に延期さ...
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