
パリ五輪の競泳会場。日本選手団は移動時に空調も効かないバスを割り当てられたこともあったという
連日熱戦が展開されているパリオリンピック(五輪)。8月11日までの開催期間中、パリ五輪を取材する新潟日報社の記者2人が、新潟県ゆかりの選手の熱戦の裏側や、現地の表情を伝えます。
正選手とリザーブの待遇差を知ったのは、フェンシングの競技日程を終えた後だった。エペ団体銀メダルに貢献した古俣聖選手(本間組・新潟市西区出身)らリザーブは、選手村に入れても宿泊はできず、毎日、離れたホテルからチームに合流していたという。
国際オリンピック委員会によると、全競技のリザーブは選手村で宿泊できない。「チームと一緒にいたかった気持ちもある」と古俣選手。リザーブの奮闘が目立っただけに、規則とはいえ気の毒に感じた。...
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