
お盆初日、墓参りをする人々=8月13日新潟市西区鳥原の行念寺
お盆入りした8月13日、新潟県内では朝早くから多くの人が墓参りに出向いた。新潟市西区の墓地には、1月の能登半島地震で自宅が液状化などの被害を受けた人たちも訪れ、先祖をしのんで手を合わせていた。
新潟市西区鳥原の行念寺には、盆花や線香を手にした人らが次々に訪れた。「みんな元気でやっています」と先祖に報告する家族や背伸びをして墓を磨く子どもたち、故人の好物を供える人などの姿があった。
地震で自宅の基礎部分がひび割れし、準半壊認定を受けた新潟市西区の男性(67)は、墓石に触れて確かめ「墓は無事で良かった。どうか安らかに眠っていてほしい」と静かに願った。
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