
南海トラフ臨時情報の注意呼びかけ終了に伴う気象庁と内閣府の記者会見=8月15日午後、気象庁
政府は8月15日、南海トラフ地震駿河湾から日向灘沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)に沿って発生する地震。おおむね100〜150年間隔で発生しているとされる。政府の地震調査委員会はマグニチュード(M)8〜9級の地震が30年以内に起きる確率を70〜80%と算出。国は死者を最大32万3千人と推計している。臨時情報(巨大地震注意)に伴う防災上の呼びかけについて、大地震などの異常な現象が観測されなかったとして午後5時に終了した。巨大地震の恐れがなくなったわけではない。松村祥史防災担当相は...
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