
新潟地裁の法廷で裁判員裁判を模擬体験した児童=新潟市中央区学校町通1
2024年で導入15年を迎えた裁判員裁判について学ぶ小学生向けのイベントが、新潟市中央区の新潟地裁で開かれた。小学4〜6年生24人が、模擬公判や評議を通じて公平に人を裁くことについて理解を深めた。
裁判員裁判と裁判所について理解を深めてもらおうと、新潟地裁が企画した。
児童は8月8日、裁判官、裁判員、検察官、弁護人の役割を決めて模擬裁判を体験した。花火大会があった日、コンビニエンスストアに強盗が入り、犯人が店長を殴ってけがを負わせ、現金を取らずに逃走した強盗致傷事件を想定。実際の法廷で、証拠調べなどの流れを台本に沿って熱演した。
班に分かれて被告人が有罪か無罪かを決める評議では、証拠を基に「...
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