
妙高山の燕温泉登山口で入域料を納める登山者=妙高市関山
本格的な夏山シーズンとなり、新潟県妙高市の妙高山(2454メートル)と火打山(2462メートル)が、登山者で連日にぎわっている。市などが登山者に任意で負担を求める入域料は2019年の導入から増加傾向にあり、23年は過去最高の約485万円となった。入域料は火打山に生息する国の特別天然記念物ライチョウの保護や登山道整備の取り組みに充てる。妙高市環境生活課は「活動の幅を広げるためにも、600万円ほどを安定して確保できるようさらに周知に努めたい」としている。
入域料は全国の山で協力金や募金といった形で導入されている。国は入域料を法的に明確化する地域自然資産法を15年に施行。法律に基づく入域料としては...
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