
サルの行動経路を表示する「アニマルマップ」。色付きのサルマークが更新時の最新の位置
新潟県長岡市は、ニホンザルの農作物被害を防ぐため、栃尾地域と山古志地域の一部の住民向けに、サルの群れの位置情報を表示する地図「アニマルマップ」を8月から、インターネットを通して開示している。対象エリアの住民限定で閲覧でき、サルの滞在した場所や行動経路を確認できる。農作物の収穫時期の調整や、追い払いの対策などに役立ててもらうのが狙いだ。
栃尾、山古志の両地域では7年ほど前から、サルの被害が目立つようになった。市は四つのサルの群れを確認しており、個体数は約200と推定する。イモ類や野菜類の畑を荒らされる被害が多く、2023年度の農作物被害額は約130万円。
市は、電気柵の設置、花火など追い払い用...
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