世界遺産登録を記念したステッカーを張った公用車=8月19日、佐渡市相川地区
世界遺産登録を記念したステッカーを張った公用車=8月19日、佐渡市相川地区
県佐渡地域振興局が飲食店用に作成した佐渡の魅力を紹介するシートの紙面

 「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」の世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。登録を受け、金山の地元・相川地区にある県佐渡地域振興局が記念の取り組みに着手している。公用車に登録を祝うステッカーを張ったほか、相川地区の飲食店を訪れる観光客やビジネス客向けに佐渡を紹介するシートを用意。金山だけでない佐渡の魅力を伝えている。

 ステッカーは縦25センチ、横50センチ。金色を基調にしたデザインで、島内を走る公用車36台の車体に張られている。

 相川地区の約20軒の飲食店に配布したのは...

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