
2023年度の新潟労働局への「いじめ・嫌がらせ・パワーハラスメント」の労働相談件数が過去最多の1942件だったことが8月20日までに分かった。7年連続増で、前年度から125件(6・9%)増えた=グラフ参照=。新潟労働局雇用環境・均等室は「どのような行為がパワハラに当たるかが浸透したことで、被害者が泣き寝入りせずに声を上げられるようになったことが一因」とみている。
相談件数は16年度の1009件から増加を続ける。23年度の1942件の内訳は「パワハラ」が1710件、「いじめ・嫌がらせ」が232件。具体的な相談内容としては、「『役立たず』『やめちまえ』と上司に人前で叱責された」「上司から口をきい...
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