
岸田文雄首相の自民党総裁選への不出馬表明を受け、総裁選後の早期に衆院解散・総選挙が行われるとの観測が強まっている。迫る決戦に向け、新潟県内でも候補予定者の動きが活発化している。政局の夏を追った。
衆院新・新潟3区新潟市秋葉区、新潟市北区、新発田市、村上市、五泉市、阿賀野市、胎内市、聖籠町、阿賀町、関川村、粟島浦村は、下越を中心とした区域と新潟市秋葉区、北区の全域からなる。自民党の現職斎藤洋明氏(47)=旧3区=と、立憲民主党の元職黒岩宇洋氏(57)の5度目の対決に、日本維新の会の新人吉村祐一郎氏(49)が加わって三つどもえとなる公算だ。党改革を前面に打ち出す斎藤氏に対し、「背水の陣」で臨む黒岩氏は自民派閥の裏金問題を厳しく批判。吉村氏は第三極として両氏に対する不満票の取り込みを狙う。...
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