新潟県魚沼市は小出、薬師、須原の市営3スキー場の経営一体化に向けた協議の中間報告を市議会に説明した。スキー場を運営する3事業者による新たな法人「株式会社スノーランド魚沼」(仮称)を設立し、スキー場だけでなく現在、各事業者が指定管理する温泉施設などの運営を事業に加え、経営の安定化を図る。

 3事業者による協議会がスキー場の存続に向け、2022年度から検討してきた。25年9月までに新法人の組織体制や事業計画をまとめる。

 中間報告は9月13日にあり、新法人の形態を株式会社とし、これまで弱かった企画や営業を強化するため、部門を明確化。イベント企画や県内外への営業、交流サイト(SNS)での情報発信などを行う。

 3スキー場について、近隣自治体のリゾートスキー場とは一線を画し、地域社会の発展や教育の向上など、公共性の意味合いが強いスキー場と位置づける。持続可能な組織運営のための条件として...

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