北越-帝京長岡 7回2死二、三塁、勝ち越しの三塁打を放ちガッツポーズする帝京長岡の富田惇紀=エコスタ
北越-帝京長岡 7回2死二、三塁、勝ち越しの三塁打を放ちガッツポーズする帝京長岡の富田惇紀=エコスタ

 [北越1-5帝京長岡]帝京長岡の1年富田惇紀の一振りが、試合を決めた。1-1で迎えた七回2死二、三塁。「頼むから越えてくれ」。打球は願い通りに右翼手の頭を越え、勝ち越しの適時三塁打となった。

 県外出身者が多いチームの中、富田は地元の長岡市出身。「周りはレベルが高くて大変だけど、負けないようにやってきた」と懸命にバットを振り込んできた。

 自身の活躍で北信越大会の切符を手にし、「練習でやってきたことが出せた」と納得の表情を見せた。

 しかし、頂点に立てなかった悔しさは忘れていない。「北信越でまた負けたら意味がない。センバツに行けるよう練習します」と、さらなる成長を誓った。

◎北越・青木隆太(2番手で...

残り161文字(全文:461文字)