
新潟明訓-帝京長岡 7回に3点本塁打を放ち、チームメイトと喜ぶ北明日斗(中央)=エコスタ(写真映像部・菊池雪那)
[新潟明訓8-4帝京長岡]努力家の背番号17が期待に応えた。追い上げられ、嫌な雰囲気が漂った5-3の七回。新潟明訓の6番、北明日斗が狙っていた直球を捉え、右翼スタンドへ豪快な3点本塁打を放った。「自分の一打で流れを持ってこられて良かった」とうなずいた。
夏休み中に打撃不振に陥り、今大会のメンバー入りは当落線上だった。それでも、謙虚に練習に励み、背番号を勝ち取った。「もらえなかった人のためにも頑張ろう」と大会に臨んだ。
チームメートも認める努力家は、初戦から結果を出した。九回に代打で二塁打を放つと、2回戦からは6番の座をつかんだ。「今大会のラッキーボーイ」と島田修監督が言うように、準決勝の4本...
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