
日本海を眺める横田めぐみさん(左から2人目)と家族。撮影は父滋さん=1976年、新潟市
新潟市で北朝鮮に拉致1970~80年代、北朝鮮が日本人を連れ去る国際犯罪を重ねた。工作員の教育などが目的とされる。2002年の日朝首脳会談で金正日総書記が拉致を認めて謝罪。被害者5人が帰国し、8人は「死亡」とされた。日本政府認定の被害者は計17人で、北朝鮮は4人を「未入国」と主張している。日本側は説明に不審な点が多いとして受け入れず、交渉は停滞している。された横田めぐみさん1977年11月15日、新潟市立寄居中学1年の時の下校中に失踪。2002年9月の日朝首脳会談で北朝鮮は拉致を認めた。北朝鮮はめぐみさんは「死亡」したとして04年に「遺骨」を出したが、DNA鑑定で別人のものと判明。北朝鮮の説明などに不自然な点が多く、日本政府は生存を前提に再調査を求めているが、北朝鮮は「拉致問題は解決済み」としている。=失踪当時(13)=の弟で拉致被害者家族会代表の横田拓也さん(56)は10月1日、石破茂内閣の発足を受けて取材に「強い外交姿勢を貫いてほしい」とコメントした。石破首相が主張する日朝の連絡事務所設置には「強く反対」だとした。
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拓也さんは「家族会の親世代が健在なうちに、再会が図られることを強く望む」と強調。連絡事務所については「北朝鮮が画策している時間稼ぎや幕引きに加担しないよう注意してほしい」と求めた。...
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