段ボールを使い、避難スペースの間仕切りを作る中野小屋中の生徒たち=新潟市西区中野小屋
段ボールを使い、避難スペースの間仕切りを作る中野小屋中の生徒たち=新潟市西区中野小屋

 新潟市西区の中野小屋中学校で、地震で学校が避難所になることを想定した訓練が行われた。全校生徒35人が、中学生だけでも避難所を設置、運営できるよう、対応力を磨いた。

 中野小屋中は毎年秋に、防災を考える学習を行っている。2024年は、1月の能登半島地震で中野小屋中学校が避難所になったことから避難所の設営をテーマに据え、9月中旬に実施した。

 訓練は「県内で地震が発生し、大津波警報が発表された」との想定で実施した。生徒たちは3階に避難し「大津波警報が津波注意報に変わった」との情報を確認後、体育館の床に世帯ごとのスペースを区切るひもを貼り、けが人役の人を車椅子に乗せて別室に誘導するなど対応した。

 能登...

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