
出品する作品の製作に打ち込む数馬昭男さん=佐渡市小木町
新潟県佐渡市小木町の竹細工職人数馬(かずま)昭男さん(80)が10月23日から、アミューズメント佐渡(中原)で竹かご展を開く。15年ほど前から佐渡市と新潟市で年1回ずつ作品展を開いてきたが、体力の衰えなどから、それぞれ次回で最後にする。数馬さんは「作品展のおかげで多くの知り合いができた。交流はいい思い出になった」と話している。
数馬さんは20歳のころ竹細工職人だった父の跡を継いだ。畑野地区で仕入れたマダケやススタケを使い、60年間、自ら新しい編み方を試すなどして作品を生み出してきた。花かごやバッグなどのほか、コーヒードリッパーやさじ、ストラップなどの日用品まで、種類は100以上になる。
20...
残り527文字(全文:827文字)