「海と星と空の柏崎映画祭」で行われたトークイベント=柏崎市産業文化会館
「海と星と空の柏崎映画祭」で行われたトークイベント=柏崎市産業文化会館

 常設の映画館がない新潟県柏崎市で映画文化の盛り上げを目指す「海と星と空の柏崎映画祭」が、柏崎市産業文化会館で開かれた。国内外の社会派作品を中心に、3日間で10本が上映され、訪れた人々は、歴史や社会の裏側に迫った作品の数々に見入っていた。

 柏崎市出身の映画プロデューサーで、映画配給会社「太秦(うずまさ)」社長の小林三四郎さん(66)らでつくる実行委員会準備室が10月11〜13日に開いた。

 2023年のプレ開催を経て、今回は本格開催との位置付けで、3日間で約300人が来場。小林さんもプロデューサーの一人を務め、2021年に柏崎市などで撮影した「天上の花」や、関東大震災直後の悲劇を題材にした「福田...

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