越後文学大賞を受賞し、あいさつする木下美玖さんと入選者=三条市旭町2
越後文学大賞を受賞し、あいさつする木下美玖さんと入選者=三条市旭町2

 新潟県内在住者らを対象にした第7回越後文学大賞に、三条市の木下(きした)美玖さん(73)のエッセー「母の日 思い出すまま」が選ばれた。木下さんは「自信がなかったので知らせを受けたときは涙が出た。こんな喜びはないです」と笑顔を見せた。

 三条市を中心に活動する文芸同人会、越後文学会が主催した。1600字までのエッセーと、2400字までの小説を公募。高校生らから74作品が寄せられた。

 大賞作品は、母の日に小学生の姉と弟が、ありったけの小遣いを手にしてプレゼントの洋服を探し、それを受け取ってうれし泣きする母の姿を描いたもの。

 読書好きの木下さんは2回目の挑戦で大賞に輝いた。10月上旬の表彰式で「ずっ...

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