
連合新潟の年次大会に出席した立憲民主党の5人の当選者ら=10月29日、新潟市中央区
10月27日に投開票された衆院選は新潟県内小選挙区で自民党が惨敗し、幕を閉じた。県内選挙区では2009年に自民が全敗、その3年後には旧民主党が全滅。世論の風次第で一方に大勝をもたらす小選挙区制度特有の「振り子現象」が今回再び起き、非公認となった無所属を含む自民が全ての議席を失った。自民候補が全敗したのは新潟県を含め3府県のみで、振れ幅の大きさは際立つ。立憲民主党へと振り子が激しく振れた「激振(げきしん)」の要因は何か。新潟県にもたらすものは。戦いの裏側を探った。(2回続きの2)
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「今回は明らかな敵失。敵失で喜んでいるようでは、真の政権を確立するまでの力にはなれない」
立憲民主党最大の支持団体...
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