スタンプラリーのチェックイン画面。営業時間などスポットの店舗情報なども見ることができる=三条市須頃1の「燕三条地場産業振興センター」
スタンプラリーのチェックイン画面。営業時間などスポットの店舗情報なども見ることができる=三条市須頃1の「燕三条地場産業振興センター」

 新潟県三条市で、市内の観光施設やグルメを巡るデジタルスタンプラリー「テクテクえちご三条めぐり」が、12月31日まで行われている。スマートフォンのゲームアプリを使ったスタンプラリーで、「ものづくり」「商店街」など四つのコースが用意され、三条をさまざまな角度から楽しめる。関係者は、スマホゲームを糸口に来客層の拡大と地域観光の振興を目指している。

 市内の商工観光業者らでつくる三条シティセールス事業実行委員会が主催する。「テクテクライフ」(東京)が開発・運営する位置情報ゲームアプリ「テクテクライフ」内の、期間限定スタンプラリーとして開催。文化・ものづくり・商店街・下田郷の4コースがあり、いい湯らていや三条鍛冶道場など、市内の30施設がスポットになっている。

 コースは、中心市街地の活性を目的に活動している三条マルシェ実行委員会の鈴木千博(ちひろ)委員長(42)が考案した。五感で楽しめるように、観光名所のほか、体験施設や地元の飲食店を組み合わせた。

 「地域を巡りながら、おなかがすけばおいしい店に入り、三条を満喫できる」と鈴木さん。1日で無理なく回れるエリア設定で、観光のモデルコースとしてもスタンプラリーを役立ててもらおうという考えだ。

 テクテクライフのユーザーは現在、40〜50代が過半数を占める。地図を塗るために往復で交通手段を変えるなど熱烈なファンも多く、...

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