
水球男子・稲場悠介
柏崎で修業 世界水準に 金言胸に得点王へ成長
「世界一の選手になる」。水球男子日本代表の稲場悠介は、幼い頃からそう思い続けている。若干20歳にして日の丸のエースを張り、一昨年、昨年と連続でワールドリーグの得点王。日本が誇る点取り屋が海外へ飛躍する原点となったのが、所属するブルボンウォーターポロクラブ柏崎(ブルボンKZ)だ。
クラブ草創期の選手で、現監督の舟崎紘史さん(38)=富山市=を「恩師」と慕う。小学生の時から、週末になると舟崎さんに連れられて富山からブルボンKZの練習に参加し、代表クラスの選手にもまれた。
中学2年だった2015年、長岡市で行われた練習会で初めて世界のトップレベルを体感した。ブルボンKZがセルビアから招いた元五輪メ...
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