
新潟の塔で行われた慰霊祭=2023年11月(新潟県提供)
太平洋戦争中に沖縄や南方で戦死した新潟県出身者を慰霊するため沖縄県に造られた慰霊碑「新潟の塔」の改修実行委員会が発足し、11月20日に県庁で初会合が開かれた。県民に募金を呼びかけて劣化部分を改修し、2025年11月に現地で除幕式と慰霊祭を行うことを決めた。
新潟の塔は1975年、有志が募金を集めて沖縄県糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園に建てた。2025年は戦後80年、塔の建立から50年の節目となる。
改修は10年ぶり。塔本体の土台の石を補修するほか、劣化で読みにくくなったチタン製の地図入り碑文を刷新する。1000万円を目標に集める。
実行委は塔を管理する「奉賛会」と経済団体、新潟日報社など11団体・企業で構成。初会合では、奉賛会会長で県連合遺族会長の中山恭夫氏を会長に選任した。
募金は2026年2月28日まで受け付ける。窓口で振り込む場合は手数料無料。...
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