あがの市民病院の関係者らが、病院への思いを語り合ったフォーラム=阿賀野市岡山町
あがの市民病院の関係者らが、病院への思いを語り合ったフォーラム=阿賀野市岡山町

 2024年に開院70周年を迎えた新潟県阿賀野市岡山町のあがの市民病院で、病院の元管理者やボランティアなど関係者らが語り合うフォーラムが開かれた。市民病院のこれまでの歩みを振り返り、地域医療を守る思いを新たにした。

 フォーラムは、毎年開いている「病院祭」の催しの一つとして、あがの市民病院が2024年11月上旬に開催。市民ら約70人が来場した。

 あがの市民病院の前身である水原郷病院の病院事業管理者を、2006年から4年間務めた加藤有三さん(76)は、06年に過重勤務が原因で医師が大量退職した際の思いを紹介。医療体制の再建に向けて、市民から熱烈な支援を受けたとし「病院をなくしてはならないという、温...

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