
新潟県庁
新潟県は11月28日、上中越管内保健所の60代県職員が、資格要件を満たさないにもかかわらず食品衛生監視員として30年以上、食品営業施設の営業許可に関わる検査などを行っていたと発表した。職員は把握できるだけでも2019〜23年度に106施設の検査を行ったが、県によると食中毒などの被害は確認されていない。県は今後、この106施設を有資格者に再検査させる。
食品衛生監視員は、飲食店などに営業許可を出すための検査や指導を担い、法が定める資格要件を満たす職員から知事が任命する。
昨年12月、別の県職員から、任命を受けていない職員が業務に当たっていると内部通報があり、問題が発覚した。さらにこの60代職員...
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