紅葉が進んだ木々と落ちた葉で、園内の一角が赤色に染まったもみじ園=11月20日、長岡市朝日
紅葉が進んだ木々と落ちた葉で、園内の一角が赤色に染まったもみじ園=11月20日、長岡市朝日

 新潟県長岡市朝日の紅葉の名所「もみじ園」で、恒例の「越路もみじまつり」が終了し、2023年を4000人以上上回る4万1244人が訪れた。近年の猛暑や樹齢を重ねたことで2年前に色づく葉が激減していたが、元気がなくなった木の「復活」を目指す取り組みが実を結びつつあり、濃い赤色の風景が戻ってきた。25年以降に向けて関係者は「観光施設としての魅力と質をグレードアップさせたい」と意気込む。

 もみじ園は約4000平方メートルの敷地に、400本ほどのモミジやカエデ、桜などが植えられている。1896(明治29)年に大地主の別荘の庭園として造られ、当時の越路町が寄贈を受けた。現在は長岡市が所有する。もみじまつ...

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