悩みに耳を傾ける「新潟いのちの電話」の相談員=新潟市
悩みに耳を傾ける「新潟いのちの電話」の相談員=新潟市

 孤独や不安で悩む人の相談窓口「新潟いのちの電話」が活動の危機を迎えている。相談員が減少しており、24時間365日体制での対応が難しくなってきている。事務局は2025年1月まで新たな相談員を募集しており、「悩みや苦しみを抱えている人のために力を貸してほしい」と呼びかけている。

 新潟いのちの電話は1984年に始まったボランティアによる無料相談活動で、今年設立40年を迎えた。これまでに71万件を超える相談を受け付けてきた。2023年は1日平均で44件、計1万5900件の相談が寄せられた。

 相談員は現在約140人で、ピークだった2003年の約220人から減少傾向が続く。相談員の高齢化や家族の介護など...

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