新潟県の上越市教育委員会は12月5日、不登校の子どものための教育を行う「学びの多様化学校(不登校特例校)」の設置について、概要を市議会に説明した。市内の中学生を対象とし、2026年4月の開校を目指すことや、25年3月末に閉校する上越市上真砂(かみまなご)の諏訪小学校の校舎=地図参照=を活用する計画を明らかにした。県内には現在、多様化学校はなく、設置されれば新潟県初の事例となる。

 多様化学校は学習指導要領に縛られず、授業時数を削減するなど柔軟なカリキュラム編成ができるのが特長。少人数指導や、コミュニケーション能力を磨くといった学習もできる。

 不登校の子どもは全国的に増えており、多様化学校へのニ...

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