
日銀新潟支店が発表した12月の新潟県内企業短期経済観測調査(短観)は、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が、全産業で前回の9月調査から1ポイント上昇のプラス6となり、3四半期連続で改善した。半導体の需要回復などで製造業が改善、物価高や人手不足などを背景に非製造業がわずかに悪化した。
DIは業況が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた割合を引いた数値。プラスは景況感が良いと感じる企業が多いことを示す。調査対象の261社中、260社が11月11日〜12月12日に回答した。
製造業は5ポイント上昇のゼロで、3四半期連続の改善となった。人工知能(AI)関連で半導体の需要が回復した電気機械...
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