三幸製菓(新潟市北区)は12月2日、地震や水害など災害時に、荒川工場(新潟県村上市長政)の従業員向け休憩所を一時的に避難場所として提供する協定を村上市と結んだ。三幸製菓が自治体と同種の協定を締結するのは初めて。

 協定は、荒川工場内の休憩所2カ所を避難場所として提供するほか、備蓄品や充電用電源を提供することなどが盛り込まれている。

 三幸製菓では、2025年2月、都市ガスによる発電システムが荒川工場で稼働する予定で、停電時でも自家発電が可能になる。避難を受け入れる環境が整うことから、23年11月に、災害時に休憩所を提供したいと市に申し出ていた。

 荒川工場は22年2月に火災が発生し、従業員6人が死...

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