群馬県が検討を表明した尾瀬国立公園(新潟、群馬、福島、栃木4県)への入域料導入について、新潟県の花角英世知事は12月11日、新潟日報社の取材に「一般論としてはあり得る」と述べた。現時点で群馬県から打診はないとして「話が来れば検討したい」と語った。

 山梨県は2024年夏、富士山の登山道で通行料の支払いを義務付けたほか、新潟県でも妙高市の妙高山・火打山で登山者に対し任意で入域料の負担を求めている。

 花角知事はこうした事例を挙げて一定の理解を示した一方で、「(環境保全費に)いったいどれぐらいかかるのかにもよる」と話し、群馬県側の動きを見守る姿勢を示した。

 群馬県の山本一太知事は12月上旬、木道や登...

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