佐渡の農文化について学んだ講座=12月15日、長岡市大手通2
佐渡の農文化について学んだ講座=12月15日、長岡市大手通2

 新潟県の佐渡の文化や魅力を学ぶ講座が12月15日、長岡市大手通2のまちなかキャンパス長岡で開かれた。約30人が参加し、佐渡特有の生物環境や農業システムについての知識を深めた。

 「佐渡島(さど)の金山」の世界文化遺産登録を機に、新潟県と佐渡市が県内3カ所で開く講座の一環で、佐渡市トキ・里山振興係の池田厚志係長(50)が講師を務めた。

 佐渡島は2011年、国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産(GIAHS)に認定された。池田係長は、トキをはじめとする多様な生物の共生を実現した農業システムがあり、佐渡特有の地形を生かした稲作の仕組みや、島で育まれた農文化などが認定理由となったと説明した。

 生物を...

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