
液状化対策について、新潟市の野島晶子副市長(右)に要望書を手渡す天野3の自治会役員ら=12月17日、新潟市役所
能登半島地震で、液状化による大きな被害を受けた新潟市江南区天野3の住民らが12月17日、新潟市役所を訪れ、液状化対策工事の早期実施などを市に要望した。
市役所を訪れたのは、天野3の自治会役員ら6人。地域の139世帯が回答したアンケートを基に作成した、液状化対策工事の早期実施や、経費の個人負担軽減を求める要望書を、野島晶子副市長に手渡した。
出席者を代表し、天野中前川原自治会の増田進会長(75)が「孫や子の世代に、安全な地域として引き継ぎたい。高齢世帯が多いので、経費の負担に特段の配慮をお願いしたい」と訴えた。
野島副市長は「液状化対策工事は高度な知見と技術が必要で、最適な工法を固めるのに時間...
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