
海外の医療現場での経験などを語った中塚英樹さんの講演会=新発田市豊町3
国境なき医師団(MSF)の外科医で、済生会新潟県央基幹病院(新潟県三条市上須頃)医師の中塚英樹さん(56)の講演会が、母校の新発田高校(新潟県新発田市)で開かれた。中塚さんは「生まれる場所は選べない。恵まれない人たちのために、国際医療人道援助という手段があると知ってほしい」と訴えた。
2022年からMSFが主催する事業の一環。海外で活躍した医師などのスタッフが自身の卒業校で体験を語ってきた。新発田高校での講演会は12月中旬に開かれ、1年生など約300人が参加した。
中塚さんは、2022年からMSFに参加し、イエメンや南スーダンに赴任してきた。「外科医として医療の届かない人たちの治療がしたかっ...
残り109文字(全文:409文字)