
帰省客らが長い列をつくった佐渡汽船新潟港ターミナル=28日、新潟市中央区
年末年始を古里で過ごす人たちの帰省ラッシュが12月28日、始まった。年明けまで最大9連休の初日。世界文化遺産に登録された佐渡と本土を結ぶ佐渡汽船新潟港ターミナル(新潟市中央区)には、帰省客らの長い列ができた。
佐渡汽船によると、新潟発両津行きのカーフェリーは昼ごろの便に300人余りが並ぶなど混雑が続いた。ただ、例年に比べると出足はやや緩やかで「連休が長いために移動が分散しているのではないか」とみる。
神奈川県から妻、子ども2人と帰省する会社員本間洋次郎さん(41)は、主に実家で過ごす予定。親戚や友人が集まる「にぎやかな年末年始になりそう」と頬を緩めた。古里が世界遺産に登録され、首都圏の佐渡出身者たちにも喜びが広がったという。
一方、新潟市中央区のJR新潟駅には、大きな荷物や土産物を抱えた家族連れらが続々と降り立った。埼玉県から母親らと家族4人で村上市に帰省する望月裕太君(10)は「雪遊びをしたい。おばあちゃんの料理も楽しみ」と笑顔だった。
JR東日本などによると、上越、北陸の両新幹線は下り列車の自由席乗車率が最大120%となるなど混み合った。ピークは...
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